西田利の日記

写真サーバーSSL化成功

ぼけ老人用電話

 痴呆のおやじの部屋の電話は何度か書いたようにボイスワープセレクトを使って私と姉の携帯からかかってきたときだけおやじに繋がりそれ以外の電話はすべて私の携帯に転送している。安全で便利なんだけど、振り込め詐欺先物取引やマンションを買えとか言う営業の電話を転送する時に「切り替え忘れ防止」とやらでおやじの部屋の電話がリンリン鳴ってしまう。普通の着信は1秒鳴って2秒休むんだけど、切り替え忘れ防止はもっとせわしく鳴るので聞き分けることが出来る。もっともおやじは痴呆なんだからそんなことは無理だ。つまり営業の電話がかかってくるたびにおやじは姉から電話が来たかと思って慌てるわけだ。すぐ鳴りやむのでよけいに焦ってしまう。これがおやじが電話工事を始める引き金になる。


 こんなことが引き金でどんな事件が起きるか、痴呆老人というのを知らない人には想像も出来ないと思うよ。


 今日、せめてダイヤル非通知の営業電話だけでも止めてやろうと思って116に電話してナンバーディスプレイとナンバーリクエストを追加する相談をした。その結果、対応した人が親切にいろいろ調べてくれて、これではダメだと言うことがわかった。ナンバーディスプレイの電話機に替えれば、ナンバーリクエストでリンリン鳴らなくなるが、従来の黒電話のままではやっぱり鳴ってしまうって言うんだ。おやじはぼけじいさんだから、電話機を替えると操作できなくなってしまう。


 結局、他の方法で選択的に鳴らすしかないな。何か造るか。