http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070620-00000136-jij-soci
『「裁判官の頭にくぎ打ちたい」=無実男性、証人申請却下に怒り−富山冤罪事件
6月20日19時1分配信 時事通信
女性暴行事件で誤認逮捕され、服役後に無実と判明した男性(40)は20日、再審初公判終了後、富山市内で記者会見し、弁護側が求めた取調官の証人尋問が却下されたことについて、「非常に残念に思う。3人の裁判官の頭に五寸くぎを打ちたい」と怒りをぶちまけた。
男性は約5年ぶりに法廷に立ったことについて「同じ法廷なのでいい気分はしなかった」と感想を述べた。また、これまでの5年間について「非常に長かった。言葉に表せない思いでいっぱいだった」と胸中を明かした。
弁護側の証人申請については、「採用されると思っていた。怒り心頭に思う」と話し、「日本の裁判のやり方が昔のままで非常に残念だ」と批判した。
最終更新:6月20日19時1分』
ささやかな、もっともな願い。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070620-00000905-san-soci
『父、無実知らぬまま… 家族引き裂いた冤罪
6月20日16時40分配信 産経新聞
身に覚えのない罪で、男性(40)が人生を奪われた富山の冤罪(えんざい)事件。潔白を証明する再審が20日、かつて実刑判決を言い渡した富山地裁高岡支部の同じ法廷で始まった。父親は男性が逮捕された後、無実を知らされないまま亡くなった。たとえ無実が証明されようとも、失われた時間は戻ってこない。男性は初公判を終え、こう話したという。「裁判に絶望した」−。
「鉄格子の部屋に戻って一日中、泣いた」。誤認逮捕され、高岡市の拘置所にいた男性は平成14年10月、面会に来た肉親から入院中の父親が死んだことを告げられた。真っ先に無実を伝えたかった父。喜ぶ顔は二度と見られなくなった。
「誰も信じられなくなった。控訴する気力もなくなった」。懲役3年の実刑判決を受け服役した。自分は犯罪者と思い込み、感情を押し殺した。
17年1月に仮出所し、福井市内の更生施設で生活。施設から仕事を紹介され、最初の給料でレンタカーを借りた。向かったのは故郷の富山県氷見市。山に囲まれ、ひっそりとした父親の墓前で「生きていてほしかった」と心の中でつぶやいた。
7月、施設での生活を終えた男性は福井駅で電車に乗り夕方、富山県の高岡駅で降りた。電車賃がそこまでしかなかった。一晩中歩き、翌朝、誰もいない自宅に着いた。鍵がかかっていたためトイレの窓から中に入り、3日間、水だけを飲んで暮らしたという。
再審を前に「失った時間は戻らないが、二度と冤罪事件が起こらないようにしてほしい」と話していた男性。20日はダークスーツに身を包み、午前10時10分ごろに裁判所に入った。敷地外の沿道で男性を見守っていた人が「頑張って」と声を掛けると、少しはにかんだような表情を見せた。
法廷では、小さな声だが、きっぱりと否認。だが、裁判長が取調官の証人申請を却下し、望んでいた捜査の実態解明は難しくなった。閉廷後、弁護人に「裁判に絶望した」と話したという。』
誤審の犯人は野放し。
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/toyama/news/20070612ddlk16040206000c.html
『富山・強姦冤罪事件:冤罪防止へ全力 県警本部長、県議会委で答弁 /富山
富山県警に強姦(ごうかん)などの容疑で逮捕された男性(39)が服役後に無実と分かった冤罪(えんざい)事件で、吉田光雄・県警本部長は11日、県議会教育警務委員会で治安情勢について答弁し「DNA鑑定などの科学捜査を推進し、客観的証拠の収集と裏付け捜査の徹底を図る」と再発防止策を述べた。
この事件では、客観的な証拠がないまま自白に頼る捜査の問題点が指摘されている。吉田本部長は「誠に遺憾で、決してあってはならないこと」とした上で「二度とないよう、2200人余りの県警職員と共に全力を尽くす」と語った。【茶谷亮】
毎日新聞 2007年6月12日』
2200人が「こいつが犯人だ」と言ったのか? 嘘だろう。せいぜい5人くらいじゃないの? 2200人の責任なのか? 一億総懺悔か?