西田利の日記

写真サーバーSSL化成功

スタンド

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101125-00000162-yom-bus_all
「ガソリンスタンド過疎」…廃業・撤退相次ぎ
読売新聞 11月25日(木)9時24分配信

 経済産業省が、過当競争や需要の低迷などで廃業や撤退が相次ぐガソリンスタンドの支援に乗り出すことが24日、分かった。

 30日に業界団体や自治体の代表者らによる研究会を設立して支援策を検討する。

 全国のスタンド数は、ピークだった1994年には約6万件だった。だが、毎年1000〜2000件程度減り続け、現在は約4万件になっている。

 相次ぐ廃業・撤退の結果、ガソリンのほか、暖房に使う灯油などの入手までも難しくなる「ガソリンスタンド過疎地域」が増えている。経産省によると、スタンドが3か所以下になった自治体は2008年時点で222市町村と、全市町村の13%に達している。

 廃業・撤退が相次ぐのは、セルフ方式のスタンドの登場などで周辺との価格競争が激化して利幅が圧縮されたことや、家族経営の小規模スタンドで経営者の高齢化が進んだためなどとされる。 最終更新:11月25日(木)9時24分』


 セルフが出来たからスタンドが苦しくなったと言っているが、日本のセルフの立ち上がりは1998〜9年ごろ、香川県の大通産業から始まった。最初は消防法の網の目をくぐったギリギリ営業で、その後消防法がセルフに対応して監視や自動消火器が義務付けられ、改造に1千万かかるようになり、その後石油元売もセルフに乗り出してきた。(それ以前は苦しくなった個人スタンドを買い叩き直営にするというのが元売の一般的な手法だった。)


 もともと苦しかったスタンドの自衛策としてセルフが出来たので、セルフのせいでスタンドが苦しくなったわけではない。それ以前からスタンドの廃業の勢いがついていたし、廃業して地下のタンクを掘り出すと助成金が出ていたくらいだ。廃業するか、セルフにするか、と言われたもんだ。スタンドは過去には儲かる商売でみんなが始めてしまったのが原因だと言われていた。ガソリンも灯油も必ず売れるもので、ただ需給の関係があるだけだ。もともとスタンドは減らす必要があった。