タッチパネルが割れて5000円で新品交換になったSH-13C。タッチパネルが割れて一切の操作が出来なくなったが、docomoではデータの救出は出来ないという。基板が生きている事は確実なのにガラスが割れただけですべてのデータを失うのは納得できない。自分自身のバックアップは昨年12月の物しかないので、タッチパネルを交換してデータ救出を試みたいと先日秋葉原でさらに一台のSH-13Cを買った。実質的にはタッチパネル交換と言うより基板交換だ。
蓋を開け電池を外して6本のビスを外す。特殊ネジだが小さなマイナスドライバで回す事が出来る。
andoroidの戻るボタンの角から大きなマイナスドライバを入れて表示側と底側にケースの上下を外す。andoroidの3つのボタンを囲む銀メッキ部分だけ表示側に付いて、残りのメッキ部分は底側に付いて分離する。分離のコツは特に無く底側ケースをたわませながらマイナスドライバで隙間を広げてゆく。側面の小さなボタン(電源、音量、検索)が外れる。また写真右下の白い部品が外れる。
コネクタを基板に対して垂直に引いて外す。
コネクタを基板に対して垂直に引いて外す。
基板のUSBコネクタの反対側を持ち上げて、USBコネクタをケースから引き抜く感じで基板をケースから外す。ネジなどは無いが基板とケースは軽くはめ込まれている。
USBコネクタはケースの穴にはまっているのでこの部分を垂直に持ち上げる事は出来ない。
基板とケースはフレキ基板で繋がっている。
フレキ基板のコネクタを固定しているテープを剥がす。
小さなマイナスドライバでフレキ基板をコネクタから引き抜く。コネクタにはラッチ機構などは無く、ただ力を入れて抜くだけ。基板の底側に一箇所。
フレキ基板をコネクタから引き抜く。基板の表示側に2箇所。
分離成功。
元の自分の基板を取り付ける。特にこの二つのコネクタは難しい。ただ押し込むだけじゃなくて、基板から少しだけ浮いた位置で押し込むと入る。小さなマイナスドライバでフレキ基板の肩の部分を片方ずつ少しずつ押す。基板の底側のコネクタも同様。
試運転。動いた。
側面のボタンは、ボタンをケースに乗せてから蓋を閉めることはできなかった。蓋を閉める途中で最低限の隙間が残っている時にボタンをはめて、ケースを合わせる。ボタンの背面にはスイッチを押す棒がでているが、棒がケースの底側に近いという向きにボタンを取り付ける。今気がついたがボタンの絵の向きで正しい取り付け方は分かるんだな。音量ボタンの棒は中央に付いていたような気もする。
USBコネクタの蓋も同様に、こちら側のケースに最低限の隙間が残った状態で取り付ける。側面の3つのボタンとUSBコネクタの蓋が付いたら、ケースをパチリと閉める。
6本のネジを締めて完成。
秋葉原で買ったSH-13Cの基板と元々の自分のSH-13Cのケースを組み合わせてdocomoに返送する。故障機を返送する事が5000円で交換する条件だから。
故障した携帯のリチウム電池は発火する可能性もあるだろう。それを普通郵便で送ってしまう。docomoもけっこう豪快な会社だ。中国企業としてやってゆけるんじゃないか。
ちなみにこのように普通郵便に「取扱注意」とか「折り曲げ厳禁」とか書くことは郵便局から見ると無意味な表示で配達時に考慮しない事になっている。ゆうパックに同じことを書くのは意味がある。