Aと栄町の多利閣で会食。帰宅時に毎日のようにこの店の前を歩くが客が居たためしがない。一方、先日Aと試したすぐ並びの季季香はいつも中国人の客が居て椅子に足を上げたりして串を食っている。韓国料理の多利閣がどのように客が居ないのか、実地に見てやれと本日乗り込む。
お通し。
韓国料理で何がうまいのか分からない。まずは石焼ビビンバ。ちゃんと焦げを付けてくれと念を押す。出来てきて、もう混ぜていいのと聞くと、まぜていいですと言う。混ぜてみると焦げがあまり付いていない。それを言うと「しばらく待ってから混ぜると焦げが付きます」と言う。気の効かない奴だ。
焼肉みたいな感じのは無いのと聞くと、三段バラがありますと言う。冗談みたいな名前だが、三段バラだという。バラ肉かと聞くとそうだと言う。ニンニクが小皿に出されたので、これはどう使うのと聞くと、ご自由にと言う。気の効かない奴だ。料理屋が高くてもまずくても不潔でも耐えられるが、知恵が無い会話にはいらいらする。
ニンニクは放っておいて肉を焼いていると、ニンニクを一緒に焼いてくださいと自分で鉄板に乗せた。なぜ最初からその提案ができないのか。思いやりが無いと言うのは悪意ではなくて知恵が足りないことだ。だから耐えることが難しい。
三段バラセット、石焼ビビンバ、チジミを1つずつ注文して二人で食べる。これでだいたい満腹になった。
文句ばかり書いたがニンニクの使い方も分かったし、悪くないんじゃないかな。栄町には他に客がいっぱいの韓国料理屋がある。そっちもおいおい試すべきだ。まずは客のいない店で韓国料理を食う練習になった。