鹿児島市役所から「老人医療」という郵便物が届いた。新しい医療受験者証が入っていて、暫定的に全員を3割負担として、年収383万円未満の老人は申告すれば1割負担にしてやる、ということらしい。申告方法もはっきりと書かず、老人向けに配布する文書としてはA4裏表にびっしりとめちゃめちゃな内容が書いてある。
申告方法は「関係書類を添えて、7月31日までに鹿児島市役所高齢者福祉課及び各支所へ申請して下さい。現在お持ちの老人医療者受験者証は同封の返信用封筒により7月31日までに必ずご返送下さい。」とあって、返信用封筒を見ると「受験者証だけを返送下さい。」の赤スタンプ。つまり返信用封筒で送った申告用紙は無効にできる仕組みだ。どうせ日本語の意味なんか真剣に考えずに書いたんだろう。
3割負担の保険証を配っちゃってるようだが、鹿児島市の老人の大部分は年収383万円未満だろう。みんなが正しく申告すればほとんど全員が保険証再発行になると思うんだが、どうするつもりだろう？ まぁこれを読んで自分で申告できる老人は少ないだろう。リフォーム詐欺に近いね。
（後日談：この郵便物はおやじのように年金が300万円に近い老人にだけ配っているようだ。ヘルパーに聞くとほかのところには来ていないと言う。）
