台湾の朝。名世大飯店の朝。隣の陳徳聚堂とやら。
ホテルの備品。紙コップが二つ。カミソリと洗顔石鹸は持ち込んでいる。歯ブラシは柔らかくて良い物だ。結果的に、台湾にいる間のホテルの歯ブラシは日本のホテルの歯ブラシの平均点より良かった。
手を洗う石鹸は無いので2袋あるボディシャンプーの片方を少しづつ使って手を洗う必要が有る。手洗い石鹸は日本のホテルにも置いてないが・・・ボディシャンプーも小分けの袋だという点が問題だな。
タオルが無い、と探したら紙タオルが二つ。長さが足りないがなんとか苦労して体を洗った。
綿棒がある点は良い。
バスタブの前のこの扉は?
なんで風呂場からパイプシャフトが確認できる必要が有るのか? 他の階の風呂場を訪問できそうだ。
一日撮影して一日分の画像をwifiで転送するだけでデジカメの電池が切れてしまう。昨日は323枚撮った。wifiで千葉の自宅サーバーに送るにも長い時間がかかる。
googleのspeed testで回線速度をチェックする。ホテルのwifiは下げ3.89Mbps,上げ7.17Mbps。
レンタルの台湾用wifiは下げ11.6Mbps,上げ13.8Mbps。充分だな。
腕時計とデジカメとWindowsの時計は日本時間を指しているが携帯の時計は現地の時刻になっている。
ホテルのバイキング朝食。
おかゆがあることに気がついてこれもいただく。
一夜の宿だったが名世大飯店を退出する。
徒歩で台南駅へ。
ネットで見た情報では台南駅のセブンイレブンの奥から民間のレンタルバイク兼荷物預り所に行けるはずだったが、外から回る構造に変わっている。
料金は忘れた。営業時間は21時までだと言う。それまでには戻れるだろう。
(同行者の記憶では60圓×2だったという)
台南駅。これから99番バスで四草緑色隧道に行く。
地下道で駅前のバス停へ。
地下道の階段に99番バスの案内表示がある。
バス南駅。
切符売り場のおじさんに説明されたところでは、10番でも行けるよ、10番のほうが出発が早いよ、という。99番でも10番でも行けることは事前に調べていた。でも10番は四草までに停留所がやたら多いので遠回りじゃないかと思っていた。10番は8時35分だよ、99番なら8時48分だよ、とおじさんは言う。
切符売り場。
15分ほどあるのでセブンイレブンを見学する。
緑奶茶28圓を買う。
バス停に戻る。
台南駅のロータリーの真ん中には人影が?
いま検索すると鄭成功だと言う。どうせ台湾には蒋介石と鄭成功とSとHとEしか居ない。台南は特に鄭成功だ。
バス停で時刻を見たり不審な行動を繰り返しているとこんどは切符売り場の外のバス会社のおじさんが、どこに行くんだい、という調子で話しかけて来た。
ここに立って待てばいいよ、ここは風が吹いて涼しいから、とビルの間を勧められた。今回の旅行全体の印象では、台南の観光業の人は特に親切だ。
10番のバスが来る。同行者の観察によると、老人は半票らしいと言う。子供もきっと半票だろう。ところが、おつりはありませんと正々堂々と書いてある。18圓だが二人とも乗るときに20圓を料金箱に入れる。だいたい現金でバスに乗ってるのは我々だけだ。みんなICカードを使っている。
台南科技工業区を過ぎて、遠くに竜宮城が見えてくる。
四草野生動物保護区で下車。これが間違いだったんだ。降りるのが一つ早かったが99番バスに乗る計画だったので気がつかなかった。
何の疑いも抱かずバス停の前の寂しい施設に入ってゆく。
いちおう訪問者のための表示はある。
遠方にバスから見た竜宮城。
塩田がある。展示だと思う。
施設の奥に着いても何もない。切符売り場みたいなところにも人が居ない。
間違えたことに気が付いて道路に戻る。戻る途中でこの施設内にバス停があるらしいバスに追い越された。あれが計画で乗るはずだった99番じゃないのか。
あの竜宮城が目的の四草緑色隧道じゃないかと歩いてゆく。
途中の養魚場みたいな家。
やっと到着。30分ほど時間を無駄にした。
まず航路を確認して、それから切符を買ってください。四草緑色隧道ともう一つ遠方を回る時間が長い航路があるとは調べて来た。すぐ戻りますしばらくお持ちくださいと表示が出ている。四草緑色隧道の200圓の切符を買う。200圓と言うと高い気がするが800円だ。ちなみにだが円も圓も元もみなyeanで、大陸でも台湾でも混用される。店の表示は元が多いが通貨には圓と書いてある。
緑色隧道船待ち室。
ディズニーランドのように次々に船に乗り込む。大人数の団体は次の船を待たされて、二人組の我々は先に案内される。
出発。
案内のおばさん。
私の横には運転のおばさん。運転手にだけ扇風機があるのは安全のためだろう。一回だけの観光客と一日座っている運転手は負担も責任も違う。それに扇風機が少し推力になるだろう。
土沈香はWikipediaに日本語版が無い。
https://zh-yue.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%9F%E6%B2%88%E9%A6%99
実はここからが緑色隧道。
頭を下げてくださ〜い、という。
後ろ。
撮影ポイントでは全員が見れるように船を横向きにして静止してくれる。立って撮影してもいいですよと言う。
この眺めが唇に似ていて、ここで写真を撮った観光客が天使のキスと言うタイトルで賞を取った、と言う。みな自分も天使のキスと言うタイトルでコンクールに応募しようと写真を撮る。
この写真では左半分の中央に鳥がいる。置物のようだが生きている。
四草緑色隧道の終点。上に燕がいますという事まで案内する。
船を回してもと来た道を帰る。
船旅を楽しめるように垂れた枝はワイヤーで吊って調整してある。自然探検じゃなくてショーとしてよく考えてある。
案内のおばさんは緑のレーザーポインタを持っていて、鳥がいますよと鳥の腹にレーザーを当てる。カニがいっぱい居ますよなどと言う案内もしている。
これを書いているいまgoogle地図で知ったが、これが99番バスの目的地、四草大衆廟だ。
帰りのバスを確認する。まさにここに着くバスは99番しかないようだ。
次のバスまで30分ある。バス停の裏の売店で座る場所はあるのと聞いたら、テーブルと椅子を集めて木陰に置いてくれた。今回の旅行で特に印象に残ったことは、台南の観光業の人は格別に親切だ。
同行者は芒果アイス、私はまたコーラ(黒松沙士)を飲む。
帰りは99番のバスに乗る。往路の10番バスは小さくて、停留所がいっぱいあるがほとんど昇降が無くて素通りしていた。99番バスは大きい普通のバスだ。
海。
午後の観光地、安平古堡で下車。
安平古堡の50圓の入場券売り場。ここで私の2006年に台湾で使った紙幣を出すと、札を検査する機会に入れた後で、これは使えませんと言う。離れたところで写真を撮っていた同行者を呼んで同行者が空港で両替した札で払ってもらう。どこでだったかな、昨日もどこかで私の札が使えなかった。今回、2006年に持ち帰った台湾の金を5732圓持ってきている。これが後で問題を起こすことになる。
入口の横のハイビスカス。両親の故郷の与論でもアサガオのようにどこにでも咲いている。
民族の英雄、鄭成功。台湾開発の始祖。おかあさんは日本人。
ガジュマル。与論でもどこにでも生えている。
1796〜1820年製だという古砲。
さて、下に降りて次の観光地を調べていると、刑事と警官が近づいて来て私と同行者のパスポートを見た。なぜかと言うと、切符売り場から偽札を使う外国人がいると通報があったと言うんだ。私の金は20年前に(私の記憶違いで実際には12年前だ)台湾で使ったものだと説明する。刑事は私の財布の札を受け取って眺めている。これが分かる場所に行って確認したいんですが時間はありますかと刑事は言う。良いですよと言ったが、私はここで待つんじゃなくて一緒に底に行くのだと言う。どれくらいかかるかと聞くとすぐだと言う。
まず切符売り場に寄って、通報したおばさんの名前と電話番号を控えて、それから私と同行者が丁寧な態度でパトカーに乗せられる。台湾で警察に捕まるのは2度目だがパトカーは初めてだ。日本では交通違反で乗ったことがあるな。
すぐ近くの銀行で、刑事が若い銀行員に私の札を見せる。銀行員は、これは台湾の金ですよと言う。刑事は、ここで古い札を全部新しいものに換えましょうと言う。昨日この札が使えなかった時にそうしたいと思ったが忙しくて銀行に寄る時間も無かったので、当方もそのほうがありがたい。
銀行を出て、次はどこに行きますかと刑事に聞かれる。自分で行きますからと言うが、次は開台天后宮だと言うと、それはさっきの場所ですと結局送ってくれた。歩いても5分もかからない距離だ。
パトカーを降りる時に、再見とは言わないよ、と言うと、彼は、仕事なんで済みませんと言っていた。
安平古堡のすぐ隣の安平開台天后宮。
これはよくある口の中に玉がある獅子。
次は徳記洋行に向かう。
静苑。
ところがgoogleで徳記洋行を目指すとそこはバス停だった。
道に迷い始めて芒果を見る。
後で気がついたがこれはさっきの安平古堡の壁だった。
バスを降りて最初に通りかかった場所にたどり着いて、ようやく地球の歩き方の地図を見る。
バス停から向かった方向が悪かったと分かり、また来た方向に歩きはじめる。
西門実験小学校。徳記洋行はこの裏にある。
さっきもうちょっと直進してこの表示を見ていれば簡単だった。
徳記洋行に着く。ところが入場のために行列ができている。実はたいして興味もない。
ここは外からのぞき込むだけにして引き上げることにする。
道ばたに立っているのは鄭成功。
帰りのバスまで30分ほどあるので昼食をとることにする。
冷気開放に引かれて古堡阿仔煎とやらに入る。暑い日で大汗をかいている。
地元の人が入っていない店にはその理由があるんだろう。
私は焼肉飯50圓、同行者は双蛋煎60圓を注文する。
バス停を探す。さっきの徳記洋行のバス停よりもさっき降りたバス停のほうが近いだろうと適当な方向に歩く。
ところが見当が外れてバスが来るはずの時間までにバス停が見つからなかった。
面倒になって距離があるがタクシーに乗り込む。タクシーが見つかっただけでも運が良かった。
台南駅に到着185圓也。
特急電車139圓で今夜の宿泊地嘉義に向かう。台南から嘉義は台湾全体の比率で言えば近い。
電車に乗りこむ。
嘉義に到着。
嘉義駅の阿里山鉄道の切符売り場で明日の阿里山鉄道の予約をする。ところが切符売りのおばさんは、阿里山鉄道は全通していませんよと言うばかりで切符を売ろうとしない。嘉義から阿里山まで繋がっていないことは知っている。嘉義から奮起湖まで阿里山鉄道で行けば、あとはバスで行くつもりだ。ところがよく聞くと、阿里山鉄道はどこにもつながっていないと言う。このおばさんは出ない電車の切符売り場で店番をしてるんだ。安平古堡の切符売りの仲間かと思ったがそうじゃなかった。じゃあ何を売っているのかと聞くと、阿里山から先の沼平線や神木線の切符ならあると言う。阿里山から出る指定席でもない電車の券を嘉義で買うのは得策じゃないだろう。
童安格の忘不了や林志荽の放手に出てくると思われる阿里山鉄道には期待していたんだが、バスで行くしかない。
https://www.youtube.com/watch?v=a3ofZu4OqE4
https://www.youtube.com/watch?v=6BcszQqTEYk
バス乗り場には口がきけないおじさんがいて乗客を指導している。バス会社のひとかと思ったがどうやら単に近所の変人さんであるらしい。どういう好みがあるのか、どうやら北側にある業者に敵意を持っているようで、たまに通行人を怒鳴ったりしている。
明日のバスの調査も終わりホテルに向かう。
また恒例の道に迷うをやった。地図で見て駅から北に向かい斜めに曲がると知っていたが、斜めに曲がるのが早すぎた。googleに立ち返って軌道を修正する。
兆品酒店に一部屋1954圓にチェックイン。昨日の二倍の値段だけあってデラックスだ。
ウォシュレットは無い。
石鹸がある。石鹸って便利だよねー。
紙コップじゃなくてガラスのコップがある。
常時電源も。
googleのspeed testでネットの速度を測る。ホテルのwifiは下げ14.2Mbps,上げ16.9Mbps。
レンタルのモバイルwifiは下げ9.78Mbps,上げ23.5.Mpsb。
嘉義市内ではもっと遅く着くかと思っていたので観光の予定が無い。ちょっと居眠りをした後、ぶらぶらとお出かけ。
ラ一メン。ラーメンじゃなくてラ一メンだ。
相撲しゃぶしゃぶ。
小野日本料理。
嘉義肉羹という店に入る。
私は肉羹米粉。
同行者は香茹肉羹。どうやら相違は米粉の有無だけのようで同じ餡だ。
40圓×2。
同行者がスーパーに行きたいと言うのでgoogleで探す。
頂好。
じょうずの楽しい。
さすがにカルビーは日本語を間違えていない、と願いたい。
水にこんなに種類が必要なのか、理解に苦しむ。
牛軋糖は今検索するとヌガーだと言う。
ホテルで食う物やお土産を買う。1386圓。
ホテルに戻り、同行者が買った芒果をいただく。
そしてこれは・・・芭楽、バラだと言っているが検索するとグァバだ。バンジロウとも書いてあるがバンジロウなら与論に有るはずだ。おやじがバンジロウと言っていた。
リットンのGREEN MILK TEAと多穀物蘇打餅乾。
今日の出費
- 荷物預り所60×2 120
- セブンイレブン绿奶茶 28
- バス(台南-四草野生動物保護区)18のところ20×2 40
- 四草緑色隧道200×2 400
- 四草(アイス、芒果アイス、コーラ) 不明
- バス(四草緑色隧道-安平古堡)20×2? 40
- 安平古堡入場料50×2 100
- 安平古堡昼食 110
- 台南タクシー 185
- 台湾鉄道(台南-嘉義)139×2 278
- 嘉義兆品酒店 3908
- 嘉義夕食 80
- 頂好果物軽食みやげ 1356
- 合計 6645+不明
同行者の万歩計 19873歩
同行者は日常2万歩歩くという。