西田利の日記

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ワットチェッカー


 何年も前から欲しかったワットチェッカーをヨドバシで買う。なんでなかなか買わなかったかと言うと、使いたい局面と店頭で目にするタイミングとネットで安いのを探そうというへっぴり腰の三つ巴。core i3でサーバーを更新しようかという時に電力の検証が出来なきゃ意味が無い。いよいよ買う。楽天の最安値が旧式TAP-TST5で5140円送料込み。今日ヨドバシで見ると新型のTAP-TST7が5550円で、高くないので買ってきた。


 買ってよかった。というのは今まで有り難がって使っていたPentium-Mサーバーの怠慢が白日の下に晒されたからだ。何年も前に買うべきだった。


 帰宅して早速Pentium-Mサーバーの消費電力を測ってみる。起動時は48〜51Wくらい。あれ、起動後のアイドル状態でも48Wだな。試しにクロックを×13に固定してみる。50Wくらい。そして×6に固定・・・47Wくらい。ほとんど変らんじゃないか。すごく苦労して設定したのに。Pentium-Mの一ヶ月の電気代900円足らずってところだ。


 ま、気を取り直して・・・。Pentium4は消費電力が大きいと言われているから数倍だろう。起動時、なるほど100Wを超えることもある。起動終了後・・・57W? 消費電力が大きいと言うPentium4と省電力が売りのPentium-Mが10W、18%しか違わないの? しかも高負荷時とアイドル時の差がPentium4のほうが大きいってどういうこと? Pentium4をサーバーにしても良かったような気がしてきた。何年も頼りにしてきて低性能にも我慢してきたPentium-Mに裏切られたって気持ちです。マザーボードもCPUも苦労して手に入れたのに。


 ちなみに、簡易型と称する安い電力計は原理的に電力の計算方法が間違ってるから使えない。「電圧×電流=電力」だが、交流では「平均電圧×平均電流=電力」にならず「(一瞬の電圧×一瞬の電流)の絶対値の積分」としなければ正しい電力にならない。2000円台の安い電力計は「100×平均電流=電力」としてしまっているから、白熱電球や電気ストーブの電力はほぼ正しく測定できても整流回路を持つパソコンや制御機器の電力はまったく違う数字になってしまう。整流回路では電圧の高い部分でだけ電流が流れるからほんとの電力は「平均電流×平均電圧」より大きいはずなんだ。