西田利の日記

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今日のデザート


 食後のデザートというより飯が足りなかったので桃缶を開けて1/3を食べた。イトーヨーカドーには最近よく見る100円の中国桃缶が無い。豆乳の牛乳割り。

 どうせブドウ糖果糖液糖を使ってるんだろうと思って汁をなるべく飲まないように気をつけて食後によく見ると「砂糖」と書いてある。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%95%B0%E6%80%A7%E5%8C%96%E7%B3%96
異性化糖ブドウ糖と果糖が1個ずつ結合している砂糖と異なり、始めからブドウ糖と果糖とに分離しているため体内に吸収されやすく、異性化糖が大量に含まれている清涼飲料水(500 mL のペットボトルの中に 60 mL 以上含まれるといわれている)を摂取すると血糖値の急激な上昇を招く怖れがある。血糖値の急激な上昇は大量のインスリンを放出させるため、それが引き金で糖尿病になることは十分にありうることである。


25日追記:コメントに触発されてブドウ糖果糖液糖についてもう少し検索しました。


http://sugar.lin.go.jp/tisiki/ti_0408.htm
そして、人の体内で吸収されエネルギーになる過程でインシュリンを必要としないために、糖尿病に対してリスクが少ないといわれています。
 また、果糖はぶどう糖よりも速くエネルギーとして利用されますから、脂肪として組織に貯蔵される機会が少なく、肥満に対してもリスクが少ないともいわれています。

製造側の言い分。糖尿病に対してリスクが少ない。肥満に対してもリスクが少ない。


http://www.mainichi.co.jp/syuppan/sunday/tokusyuu/news/20060620-153838.html
日本人が1日に取る食品添加物は平均10㌘以上! この数字、なんと1日の食塩摂取量と変わらないのだ。そう警鐘を鳴らすのは、ベストセラー『食品の裏側』の著者、安部司さんだ。添加物と上手に付き合うコツについて、聞いてみた。(中略) 「たとえば低果汁のジュースですが、500㍉㍑のペットボトル1本に60㍉㍑以上の糖分、主にブドウ糖果糖液糖が入っています。砂糖に換算したら50㌘、計量カップ半分です」 (中略) 「これは血糖値を急激に上げるので、糖尿病や肥満の引き金になりやすいんです。アトピーや花粉症の一因とか、精神的にキレやすくなるという説もあります」(中略) ほかにも、甘味料には「発がん性が報告されるサッカリンや、尿障害の原因と疑われるアスパルテームがある」と、言うのだ。(中略) ならば同じペットボトルでも、お茶や水を飲んでいれば安心か。『危険食品読本』(文藝春秋)などの共著があるジャーナリストの椎名玲さんに聞くと、さらに強烈なカウンターパンチが返ってきた。(中略) たとえば無着色の明太子も合成着色料が使われていないだけで、亜硝酸ナトリウムもポリリン酸ナトリウムも使われている。(中略) 飽食の時代、選択肢はさまざま。ただ後世、安さと便利さの代わりに失った代償は大きかった……、とならないようにしたい。
本誌・菊地 香

 wikipediaと同じ数字で同じ問題が書かれているこの記事は、ブドウ糖果糖液糖で精神的にキレやすくなるという説を紹介している。しかし、サッカリンの発がん性については認識が古い。添加物の亜硝酸ナトリウムの害の認識がおかしい。
 はじめに「添加物は悪である」というお告げありき。水道水の塩素が有害だと騒いでいる人と変わらない。これは新聞社の脅迫ビジネス?

 それにしても、健康問題で検索すると、ジュースという商品を知らない記者がいっぱい出てくる。どんな商品がジュースで、どんな商品がジュースではないか、法律で決まっている。


サッカリンに発がん性があるか?
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%AA%E3%83%B3
1960年代に行われた動物実験で雄ラットに膀胱癌の発生が見られた(雌では見られず)ため、サッカリンには弱い発癌性があると考えられ、一度は使用禁止になった。しかしその後サルも含めて様々な動物で試験が行われ、他の動物では発癌性は示されなかった。雄ラットでは代謝の特殊性のため大量投与によって膀胱結石ができ、その物理的刺激によって膀胱癌が発生するものと考えられている。そのため現在では発癌性物質リストから削除されている。


添加物の亜硝酸ナトリウムは悪か?
http://homepage3.nifty.com/KOMBU/nutrient/nutrient_15.html
発色剤「亜硝酸ナトリウム」と聞けば、その発ガン性を気にする人が多いと思いますが、マスコミに煽られて正しい知識を得ていないのが原因です。(中略) 現在日本人の硝酸塩摂取量は一人一日平均200〜400mgといわれ、この量は世界の平均摂取量50〜140mgの2倍以上の高量である。これは日本人は特に亜硝酸ナトリウム含量の高い野菜類を好んで摂取することによるものと考えられる。(中略) これに対し、添加物から摂取される量は一人一日1mg以下(現在の食肉製品の亜硝酸塩の含量は10〜20ppm)とされる。添加物として摂取される量は、天然に存在する食品由来で体内で生成吸収される量に比べて、問題になり得ないほど低いのである。


http://allabout.co.jp/health/diabetes/closeup/CU20040625A/
果糖はブドウ糖と同カロリーなのに、甘味が1.5倍も強いので使用量が少なくて済む利点があります。また、からだへの吸収も遅く、血糖値も僅かしか上げないので欧米では糖尿病者用の甘味料として薦められたこともあります。

しかし、果物の摂取くらいは全く問題ないのですが、砂糖(これはブドウ糖と果糖が結合したもの)やソフトドリンクの異性化液糖で果糖をたくさん取ると、からだの中ではまるで『高脂肪食』を続けているような状態になってしまうのです。

肝臓における果糖の代謝にバイパス回路があるので果糖はどんどん分解されて、その不必要なエネルギーは結果として中性脂肪コレステロールの合成に回されてしまうからです。

今回、立て続けにソフトドリンクなどで摂る『果糖』がアメリカ人の肥満や2型糖尿病の真犯人だったという説が2本発表されました。

ひとつはアメリカ人の20世紀(100年)の食生活変化を調べた疫学調査です。
これによると1935年から1996年までにアメリカの糖尿病者は765%も増加しましたが、摂取エネルギー量はそれ程増えたわけではありません。

統計学としてみると、肥満、糖尿病の増加に相関するのはコーンシロップのような精製糖質の急増と全粒食の減少による『食物ファイバー』の摂取不足でした。タンパク質と脂肪の摂取は肥満・糖尿病と関連がなかったのです。[Am J Clin Nutr. 2004;79;774-779]

もうひとつは12人の標準体重の女性にブドウ糖入りのソフトドリンクと果糖入りのものを1日ずつ飲ませた研究です。
『果糖』の摂取は血中のインスリンとレプチンの濃度を低下させ、それが摂食行動に結びつき、更に中性脂肪もなかなか下がらないことが実証されました。肥満と動脈硬化への道です。』
 これはすでに糖尿病に罹った人のための情報だけど、なぜそうなのか、本当にそうなのか、読み手を納得させる情報。問題は果糖か砂糖かという事以上に摂取量だった。