西田利の日記

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シベリア抑留

 昼休みにおやじの金を請求するために独立行政法人平和祈念事業特別基金に電話。過去に金杯など記念品をもらった人はこの組織が名簿を持っているので黙っていても申込書が郵送される。うちにはそんなものが来たためしが無いから、おやじの手記を見ながら説明する。そういう人は自己申告で申し込み用紙を郵送してもらって、満州とシベリアでの詳しい経緯を書いて送る。それによって平和祈念事業特別基金が他の名簿を持っている機関に問い合わせて認定して金を払う。昭和24年秋に復員したおやじの場合35万円くれるとのこと。用紙は10月に郵送。膨大な数なので認定には日数がかかる。


 この金は抑留中の賃金なのか見舞金なのかよく分からない。今、生きてる人にしかやらないと言うのだから記念品だな。うちのおやじは94だよ。たまたま、過去に書いた手記のコピーを私が持ってて大隊名や隊長の名前、復員時期が分かる。何も分からない人も多いだろう。当人がシベリアにいたと周りの誰も知らない老人も多いだろう。本人だって所属や復員日を忘れてるだろう。
http://www.funatsudenshi.com/toshi_nishida/zatsudan/081012toyosaku/toyosaku.html