西田利の日記

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 千葉駅のホームに着くとまた一番おじさんがいない。斜め後ろに新しく鼻すすりおじさんが登場。電車に乗り込んで座ってもずいぶん面子が変わっている。横も向かいも見かけない顔。電車が出発するまでの間に私の前に立つadidasおじさんだけがいつもと同じだ。adidasおじさんはadidasの黒い鞄を下げている。いつもは目の前のこの鞄しか見ないんだが、今日初めて顔を見上げて見ると意外と若い男だった。


 気がつくと電車の英語の放送も変わっている。stop after tudanuma, will be funabashiだったのが、stop after 津田沼, will be 船橋 に変わっているような気がする。


 新川崎に着く1分前のアラームで目を覚まし(元々目を閉じているだけで意識はあるが)、電車を降りると、いつもは離れた場所に上りの階段があるのに今日は目の前に下りの階段がある。なんか変な日で世界が変わったことにも慣れたので、こんなものかとも思ったが考えてみれば雪で電車が遅れていると放送していた。なんだここはムカシコスリじゃないか。あわてて、しかし同じドアでは恥ずかしいので別のドアから電車に乗る。降りるのが一駅早かった。


 ムカシコスリで私の後ろから1mくらいの長さの紙の筒がたくさん入った大きなレジ袋を持った若いサラリーマンが乗ってきた。彼は袋を片手で網棚に乗せようと苦労している。そのうち袋から筒が出て落ちてきた。私の横に立っていたおじさんの頭にも降りかかってきたが、若いサラリーマンはすみませんとも言わずに筒を拾って袋に詰めている。またそれが下手だから赤ん坊を抱いたおかあさんとか中学生とかが手伝っている。


 今日はなぜか中学生か高校生1年くらいがたくさん乗っている。船橋あたりから乗ってきたのかな。みな小さなリュックをかついでいる。受験か遠足かは分からない。(後で事務所で聞くと入試だと言うはなし)


 新川崎で降りると雪が降っている。千葉は小雨だった。

 7時38分。



 7時42分。




 やや、建築中のビルに電気が点いている。