汽車を待つ君の横で僕は新幹線を待っている。
隣のホームに来た新幹線。先日、あれは塗装かなシールかなと分からなかった新幹線の広告を見る。これはシールだな。
退屈していると、向かいの東海道新幹線のホームの、右が品川、という表示が目に入った。右が品川、ということは仙台に行く私は左に走ることになる。朝の太陽が前から射しているからそうだろう。
ところが私はホームの右端の2号車の場所で待っている。1号車がうしろ?
向かいの東海道新幹線のホームにも、同じ位置で2号車が止まった。
東海道新幹線は下り側が1号車、東北新幹線は上り側が1号車ってこと?
いま検索すると、JRの電車は基本的に西日本側が1号車になっていると書いてある。
何の得にもならないことを考えているうちに、自分の席が2号車の2のEだと思い込んでいたのでホームで待つ位置を間違えていることに気がついた。席は20のEなのに1側に並んでしまったんだ。せっかく1番目に並んだのでこのまま乗り込んで反対側から入ってくる人を掻き分けて20のEに向かう。
着席。
移動するヘッドレストがある。意味あるかね? 背もたれのデフォルトの角度を使える角度にしたほうがいいんじゃないの?
出発。
目が覚めるとどこかを走っている。
2年前に岩沼から仙台に車で帰るときに橋を渡りながら毎晩見た印象的な3つのテレビ塔。
仙台駅から仙石線で小鶴新田へ。これをツバキとなかなか読めない。ザクロかなと思ってしまうんだ。
小鶴新田に到着。Kさんが迎えに来ている。
装置の工場検査。制御盤はまだ改造中。