おはようございます。日本は8時回ってます。
老眼鏡で見ないと何の汁かわからない。左からシャンプー、トリートメント、ボディシャンプー。ボディシャンプーこれで足りるのかね?
洗面所もチェックする。
歯磨き粉。
意味の分からない言葉。
脱脂綿とヘラの用途がわからない。
櫛。
髭剃りセット。
SICKと書いてあるじゃないか。
歯ブラシ。
さてシャワー後だ。ボディシャンプーはなんとか薄いせっけん液で体を流せば間に合った。品質は欠点もなく香りもない。万人にはこのほうがいいんだろう。
ホテルのSICKはいくらこすっても剃れないので持ってきたSICKで剃る。倉敷のアパホテルのSICKと同じだな。クリームはそんなに悪くないようだ。でも実は髭剃り用に家で使ってる洗顔せっけんを持ってきている。髭が剃れないのは省略できないからな。
歯ブラシの品質は私が厳選して家で使ってるのと変わりがない。歯磨き粉に八角とか花椒とかの風味があったら異国情緒でいいんじゃないか。
日常のパソコン仕事を行う。まずネットを使えるようにする。
楽天トラブルの最初に見たページでは有線LANしかないように書いてあって、その後見たどこかにwifiも使えると書いてあった。結論としてフロントに言えばIDとパスワードをもらって使えるということらしい。でもこれはwifiじゃなくて無線インターネットだな。
面倒なので出発前日に買った有線LANをwifiに変換マシーンを使う。
接続成功。コスモ証券は使える。
googleは繋がらない。
biglobeのメールはThunderbirdで使える。hotmailはダメだな。昔は大丈夫だったのに。
(170628追記:この時biglobeがThunderbirdで使えると思ったのは先入観から来る勘違いで、実はこの時読めていたのは出発前に着信した分だけだった。biglobeメールはブラウザでは使えるしアンドロイドのgmailアプリでも使えるがなぜかthunderbirdでは受信できなかった。)
FFTも使える。
いつくか有料の食い物がしかけてあるこの部屋でタダだと書いてある農夫の山の泉をいただく。
窓の外。さすがに安売りの部屋だ。
こんな光を使った装飾の部屋もいいな。坂口安吾仕込みの機能美って思想は本当に絶体善なのかね?
リモートデスクトップでKプログラムの設定をして株を見て日記を書いていたら日本時間で午後になった。中国が午前のうちにでかける。
建外大街を東へ、国貿のほうに向かう。
北京人民广播电台。このビルには思い出はないが2000年に朝の通勤マイクロバスの中でこの放送局のジングルを毎朝聞いた。
友諠商店。外国人用の通貨があった時代の商店だと聞いている。2000年にはすでに客があまりいなくて店員が昔風に凛々しく暇そうに立っていた。
そうそう。思い出したよ。変わってないな。
中の雰囲気も変わってない。商業の博物館だ。
秀水。こんなの秀水じゃない。中を見るとブティックみたいなのがいっぱい入っている。本物の中国製オメガはどこに売ってるんだ? 2000年に100元で2個買った本物の中国製オメガ。
貴友大厦の西側に先日百度地図で見つけた携帯屋があったので入ってみる。若い女と30くらいの女の二人が店番をしている。若いほうに、UnicomのSIMカード売ってる?と聞くと、あるという。日本人だけど買える?と聞くと、買えるという。日本の携帯はUnicomのSIMカードが使えると聞いた、と言うと、そうだという。銀行口座はあるか?と聞かれたので、銀行口座を作るために携帯を買いに来たんだと答える。ネットは使うか、どれくらい使うか、と聞くので2GBと答えると、毎月何十元だかかかるコースを紹介される。次にいつ来るかわからないから使わない月に安いのが欲しいと説明すると、一番安いのは毎月5元消費するという。2000年に買った神州通みたいに使わない月はタダというのは無いのと聞くと、無いという。そんなのは日本にあるの?と逆に聞くので、昔あったが今は無いと答えた。そうか。電話番号によっていちいち値段が違う中から、一番安い電話番号を選ぶ。充値して残金が残っている限り無効にならない。残金がなくなると3カ月で番号を失う、と説明されたようだ。
カードで充値するにはどこで買う?どんなカード買う?と聞くと、便利店で売ってると現物を見せてくれた。充値するときはこのカードを買うのは面倒なやり方で、微信を使う簡単な方法がある。向かいの銀行で手続きできる、と年配のほうと二人でいろいろ教えてくれた。黙って説明を聞いていると、こいつは分かってないよ、と年配のほうが言った。賢いやつだ。
金を払うとき、懸案の持参した2003年の紙幣が使えるかどうか聞いてみた。100元は使える。こまかいのも使えるという。年配のほうが気を利かして、こまかいほうから古い紙幣を取ってやれと若いほうに言ってくれた。SIMカード代250元、充値が100元。賢くて親切な電話屋でいろいろ助かった。先日SIMロック解除したdocomoのSH-04Gに入れる。
国貿ビル。
この連絡通路を見て思い出した。ひとりで歩き回ったな。中は高級っぽい商店など。
東三環に突き当たる。ここで大通りの反対に渡って戻り、携帯屋の近くの工商銀行に行く。
今回目立つのはレンタル自転車と電動バイクの多さだ。自家用車の多さは2000年と2003年の比較ですでに顕著だった。
大安里の工商銀行の横の食い物やらしきもの。銀行を襲う前に体力をつけようと思って入ってみたが、カウンターに説明が書いてあって、このカードはうちの店専用です、こっちのカードは、と書いてあって、あと9食しか食わないのにカードを作るだろうかと思い悩んで店を出た。
同じビルの工商銀行に入り、案内係みたいな立っているおばさんにヤジゲゲーと突撃する。銀行口座を開きたい、と言うと、口座を開く?と怪訝そうな顔をする。ここでは口座を開けないと言われて見回すと、なるほど立派な広い店舗だがATMがいっぱい並んでいるだけだ。近くではどこがある?と聞くと、この前を右に行くと橋がある、その東面にあるという。橋とは東三環路の立体交差だ。さっき折り返したところだ。地下鉄の駅一つ分また歩く。
三環路よりちょっと先に行ったところだったが百度地図を見ながら工商銀行にたどり着き、案内係みたいな人に口座を開きたいというと、お前は外人か、カードは持っているかと聞かれた。カードとは外国人登録証だろう。まだない、と50%はうそを言ってしまったが、特に何も言われず、じゃあと案内された。
10箇所くらいある窓口の上にY0-045と表示されるのを待つ。
かなり待って、窓口の若い女に呼ばれる。何度も聞き返す耳の悪い外人に親切に対応してくれた。要は、パスポートと、通話とショートメールが着信できる携帯が必要だった。姓名とサインはパスポートのローマ字通りに書く。住所はホテルの住所を書く。携帯で音声通話のワンギリが着信できたことを着信履歴で窓口に見せる。その場で銀行から送られてくるショートメールに書いてある番号を窓口のテンキーで押す。これだけでキャッシュカードとネットバンクのUSBがもらえた。
彼女は新人だったらしい。そのうちに昼飯から帰ってきたらしい年配の女のチェックを受けている。年配のほうが私に、自分自身で使うのかと聞く。自分自身で使うとオウム返しに答える。
金をいつ払うのかなーと待っていたが、最後に言われたことが何を言ったのか分からなかった。聞き返すと、他にご用はありますかと聞いたという。金は?と聞くと、口座にはお金はありませんと言う。USBとかこれやってもらった費用は?と聞くと、これらは差し上げたものですという。口座を開くことには1円もいらない。
出口のATMで金を入れようとしたが予想外のボタンが多すぎてわからなかった。ま、いいや。誰かに聞く。実は日本から楽天銀行を使って自分の中国の口座に送金することもできる。すごいぞ。
せっかく東三環路にいるので、北に歩いてもみじ2号店の跡を見に行く。青春の(当時すでに40だったが)思い出の地にはこんなもみじ2号店記念塔が建っていて放送局として利用されている。
この辺だったのかねー。道路の形も変わっている。歩道橋が無くなって位置が分からないな。
向かいのあのへんは家具場という敷地で散漫な商店が入った一角だった。
京広中心を眺める。
京広中心。京広の向かいはVCD屋だったが無くなっている。
朝陽路を東へ歩く。
歩道橋。
路地に食堂がある。昼飯も遅くなった。
家常菜、家庭料理と書いてある。
入ってすぐの路地をのぞく。なんかの時にこんなところに来た記憶がよみがえった。
家の如きホテル。どうだろうか? うれしいだろうか? ホテルは家じゃないという点においてすでに家に居たいという人にとっては否定的なはずだ。そこにもってきて品質面で家のようだというなら減点対象になるんじゃないだろうか? ま、考え方はそれぞれだ。
これが大通りに看板が出ていた家常菜の店だが・・・食い物のことは安全方向にかじを切ったほうがいいだろう。観光という意味でも一日3回しかカードが切れない。
腹も減り切った。蘭州老馬ラーメン。ここに入ってみる。店に入ると若い兄ちゃんたちがランニングみたいな恰好でやっている。牛肉らーめんと注文すると、他にはと聞かれる。無いと答えると落胆したような気がしたが私の考えすぎかもしれない。客はちらほらと入っている。
なかなか商品ができてこない。ラーメンをどこかに買いに行ったんじゃないかとおもうほど、生産活動の気配がない。そのうちに新疆人のかっこうをした若い男女が出てきた。そうか新疆人の店でもあるのか。
15分以上かかったと思うがやっと登場。ところが食ってみると微妙にうまい。これは蘭州ラーメンの味なのか? それともこの店の特徴なのか。花椒みたいな舌が痺れるものも入っているが、それだけじゃなくて新疆らしい感じのつんと涼しい味がある。なにかな。
15元。これじゃ他に何かと聞きたくなるだろう。2000年に毎晩食ってた5元の牛肉面と同ランクの食い物だろう。
トロリーバス。まだありましたか。
東四環路と交差する。
この向かいが華堂だったんじゃないかなぁ。やぱり無くなっている。
バス停は十里堡。ここだな。
ここから引き返す。十里堡の華堂がなくなったからと言って実はどうと言うこともない。
電灯の切れた信号機が多い。反対側とか後とかの信号を見てわたる。
朝陽劇場。2000年にも2003年にも行った。
呼家楼から地下鉄に乗って帰る。
建国門で地下鉄を降りる。地下鉄に乗る全員に飛行機と同じ手荷物検査をするんだから大変だな。
長冨宮に到着。
靴をドライヤーで乾かす。
部屋にコーヒーがあるようなので湯を沸かす。
傘と靴下を乾かす。
砂糖入りインスタントかと思ったらドリップコーヒーだった。ドリップならドリップでもいいがインスタントコーヒーだと思い込んで甘いコーヒー飲みモードに入っていたのでちょっとがっかりだ。
体重計まである。
長富宮ホテルのネットの再確認。食べログは繋がる。
okwaveは繋がる。
Yahooのトップページは繋がる。
価格comは繋がる。
つながらないのは、Google地図、google検索、facebook。
中国でつながらないことで有名なyoutubeもつながらない。昔知り合った北京の大学生は寮でつながると言っていた。
今日、工商銀行でもらったもの。
携帯屋でもらったもの。
ネットの続き。千葉の自宅サーバーにリモートデスクトップはできる。ということはどこでも遠慮なくつながるということだ。めでたしめでたし。もっともかなり遅いけど。中国で開けない中国のスナック情報のページも開ける。
さて、夜のおでかけ。
さっきリモートデスクトップで見つけた小小があるという場所。無くなったと聞いたが訪ねてみると、無い、引っ越していった、と警備員に強い口調で(と主観的に感じられる)言われた。人にものを訪ねてありがとうと言わずに立ち去る人の気持ちがわかる。小小は2000年に私が行ったことがあるスナックの50%だ。
つきました。今日の二つ目の目的地、建外SOHO。
また晩飯に苦慮してるんだが台湾から来たという鶏肉料理を見つけて入ってみる。小さいテーブルと丸いすがふたつある。ここで食っていいのと聞くと良いという。
よくわからないがこのセットを頼んでみる。飲み物は無いというのでコーラを3元で追加。
料理が来てみるとこれは家族用のおかずだな。
甘いポテト。うまい。
鶏のあばら揚げ。味は良いのでまあ食える。
中国のコーラ。
この芋みたいなものが分からない。ぐにゃぐにゃしてるし。特殊な植物?
鶏の軟骨だろう。肉も多いし、食える。
メニューをもう一度もらってよく見ると烏賊だという。いや、現地でこの字は烏賊だろうと思ったんだが、いま辞書を引くとイカの中国語でこれが出てこない。違ったのかと探し回ったがやっぱりこれは日中辞書に載っていない烏賊なんだな。
食い終わって店を出ると同じビルに水餃子があった。水餃子のほうがよかったな。
建外SOHO東区をネットの情報をもとに探し回る。
ところがどう歩き回っても見つからない。ま、いいや。
SOHO建外東区の看板が光る。いいや、現代SOHOに向かっちゃお。歩いて。
途中のど派手な新疆料理屋。
SOHO現代城A座の36階に上がる。楼蘭という店があるはずだったが無い。代わりに1314とTwinkleという店がある。
これは1314。後で聞いたが1314は一生一世という意味だという。已散已死じゃないの?
もともとこの看板じゃ頑張っても1341としか読めないから名前なんかどうでもいいんだろう。
こちらはTwinkleの看板。
そすて、エレベーターホールのガラスから見下ろすと下の35階に店がある。六本木スナックだという。
歌声が聞こえる。
1314とやらに入ってみる。
ママさんだという日本語ができる女がいろいろ聞いてくる。ところが次の日に聞いたがママさんは3人いるという。4人ほど空いている女の子の誰がいいですかと言うので、じゃんけんして負けたのが来いと言ったら顔を見合わせて困っている。みんな普通語ができるんだろうね東北人は居るか、と聞いたら、一人いるこの子は瀋陽だという。瀋陽語は分からないと言うと、瀋陽は普通話だと言う。何を言ってるおまえのところはハオツーボと言うだろうちょっとお前来いと、瀋陽人が付くことになった。可愛かずみに似ている。
みんなちょっと日本語ができると言っているが昨日の店でもちゃんとできるのはママさんだけだった。日本語を勉強したいと言う相手には「セックスしましょう」と言わせることにしているがこの子はその通りに復唱した第一号だ。いままでこれを試して本当に言ったのは一人もいない。この仕事を始めて3ヵ月で、日本語の勉強もそれからだと言う。勉強してると言っても何をしているわけでもなく昼は寝ていると言う。セックスしましょうの意味も知らないという。
カラオケは昨夜見たような中国の機械とJOYSOUNDのおもいっきり中国曲が少ない機種の組み合わせ。中国の機械ではキーの変更はできないと言う。そんなことがあるのかね? 音響はまあまあ。
飲み放題コースで479元だと言う。日本の偽札で払っていい?と聞いたら、人民元のほうが好きだと言う。日本に偽札があるのか見せてみろと言う。昨日プリンタで作ったんだと説明したが相手にされなかった。飲み放題がいくらで女の子のチップが200元ですとかと言っているがそれは計算式のハナシで、つまり479元だ。昨日よりは安い。
帰りはタクシーを呼んでもらった。呼ぶだけじゃなくてタクシー代は店持ちだと言う。じゃぁ大連あたりまで送ってもらうと良いねと言うと、それはダメだという。大雨の中で可愛かずみがハイヒールを濡らしてタクシーまで送ってくれた。タクシーがビルの表に来たのか裏に来たのかで錯誤があって靴を濡らして歩き回る。傘は私の一本だけで帰りは頭から濡れて戻っていった。いいやつだな。
ホテルにご帰還。ということは店には1時間半くらいいたのかな。
黒い妹で歯を磨く。
傘を乾かす。
靴と靴下とズボンのすそを乾かすためにドライヤーで器具乾燥機を製作する。ドライヤーが溶けたり棚が焦げたりしないように節度を持って運用する。
紅茶。