西田利の日記

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錦糸町


 You & Iで飲酒。今日の相方のほかにまた、肉を食わなかったり食ったりする女があらわれる。この人は言語道断に歌が下手だ。ところが、私は上野駅前なんかで歌う歌手になりたい、と言う。おまえが、と指差して叫んでしまった。どこで歌えばいい?と聞くので、在家、と答える。ところが、自作だという甜蜜蜜の日本語訳の歌唱は音程がめちゃめちゃなところも含めて面白かった。色物として受けるかもしれないな。でも永久にこんな調子では疲れるだろう。


 料理の話になるとこの人は、私は餃子ができる、中身と皮は作れないけれど、と言う。中身はできない、皮もできない、他に何がある?と話をさえぎってしまったが、どうやら餃子を包むことができると言いたかったらしい。これは確かに間違ってない。餃子は包むことも技術だろう。包むだけなら私もできるが。


 相方に、日本のどこに行ったことがある?と聞く。高知県に行ったと言う。宿毛じゃないだろうね、と言うと宿毛だという。私が2012年に酷評した店に、そのずっと前に居たという。刀削麺屋では隣に座るし、縁がある。


 おもしろおかしく時間を過ごすが電車はあるのと聞かれて慌てて帰途に就く。ご同伴20900也。実質的には4時間半だろう。



 錦糸町駅に着くと、総武線快速が事故で遅れているという。すぐ到着した快速電車は満員で乗れず(他の人はみな乗っていたが)、次の各駅停車に乗り込んだ。途中で空席に誰も座らないという事態が生じて座って寝てしまい、千葉駅では車掌にやさしく起こされた。偉そうな批判ばかり書いても所詮は他人の恩情に支えられて生きている。



 津田沼行きの1本を残すだけの千葉駅。





 隣のファミリーマートで小さめのポテトチップと特保の茶を買う。ファミリーマートをちょっと出たところで傘を忘れたのを思い出し、取りに戻った。