http://netallica.yahoo.co.jp/news/28729
『「男性車両作って！」痴漢冤罪にサラリーマン悲鳴
2008/3/21 17:00
大阪市営地下鉄で男性会社員が痴漢にでっち上げられた事件後、「男性専用車両を導入してほしい」という申し入れが市交通局に相次いでいることが２１日、わかった。「痴漢に間違えられたくはない…」。同様の要望は事件前から鉄道各社にも寄せられていたという。今回の事件を契機に鉄道各社も「導入を検討したい」としている。』
気持ちは分かるけど、満員電車というもの自体が不可であるという基本を忘れちゃいけない。見知らぬ他人と肌が触れるほどぎゅうぎゅうに鉄の箱に押し込まれて運搬されるのを当然と思っちゃいけない。そうやってでも働かなければ食えない貧しい日本ではあるけれど、かつては往来で他人と刀の鞘が触れただけでその無礼に腹を立てて相手を切り殺すまで戦った人たちの子孫だと言うことを忘れちゃいけない。鉄道会社は自分の客を送り出すとき、何と言葉をかけるんだろう。「また皆様と車内でお目にかかれる日を心よりお持ち申し上げております。」と言うんだろうか。人さまをあんな運び方をした後では、おととい来やがれとしか言いようが有るまい。
男の車両と女の車両を分ければ見知らぬ他人と肌が接するほどぎゅうぎゅうに詰め込まれて運搬されても痴漢に間違えられなくてラッキーだって？ 満員電車がやむをえないことは分かってる。でもそれを当たり前だと思っちゃいけない。
電車に乗っても、新幹線に乗っても、いやな気持ちしか味わえない。自分で運転する自動車が一番好きになる。
